すぐに会える場所にお孫さんは住んでいますか? 孫や孫世代の子供との触れ合いは、認知機能にいい影響を与える要因の一つです。オーストラリアで閉経後の女性を対象に行ったある調査では、週に 1 日孫と過ごした女性は、そうではない女性に比べて認知機能テストで高い点数を記録しました。ただし、孫とのふれ合いが無条件に良いというわけではなく、週に 5 日以上孫と過ごした女性では認知機能テストの点数が低下しました...毎日朝から晩まで忙しく小さな子供の世話に追われている親であれば、テストなどしなくてもこの結果は実感として分かりますよね。

孫とただ座ってテレビを観るだけではなく、実際にふれ合い、コミュニケーションをとることが大切です。例えば、以下のようなことをしてみてはどうでしょうか。

  1. 自然の中を散歩する。運動とストレス発散の両方で脳にいい影響があります。

  2. ブロックと小さな人形で街づくりをする。どのような街で、どのように機能しているのかを聞いてみましょう。お巡りさんはいるの? どんなお店があるの? 子供の想像の世界をふくらませてあげましょう。

  3. 絵や粘土細工などの作品づくり。 脳の活動だけでなく、ストレス発散の意味でも高い効果があります。

  4. 一緒に本を読む。

  5. 一緒に踊る! 運動効果はもちろん、楽しい気分になりイヤなことも忘れられるでしょう。

  6. 将棋や囲碁、チェス、オセロなどで遊ぶ。いい頭の運動になります。

  7. 博物館や美術館に連れて行き、展示物について話し合う。