ほとんどすべての食品のパッケージには、健康に関する誇大表示があります。ビタミン入りスナック菓子から繊維入りジュースまで、見渡す限り「健康」に見えるように作られているのです。

この「健康の誇大広告」にだまされない賢い消費者になり、パッケージの裏の細かい文字をよく読んでみましょう。

1. 果物、野菜ジュース(またはその他のジュース)

「健康ジュース」はよくある誤解です。果物はジュースとして絞り出されると繊維とビタミンが失われます。なので、ほとんどのジュースは味付きの砂糖水を買っていることになります。1 杯のオレンジジュースには、場合によっては約 30g の砂糖が含まれ、100 カロリー以上を摂取する事になります。世界保健機関 (WHO) は、成人は、砂糖の摂取を 1 日あたり 25g 以下に抑えるよう推奨しています。

2. 「自然食品」について

食品ラベルに「自然」を使用することは、消費者が賢明な選択をしていると思わせるためものです。 厚生労働省や農林水産省でも「自然食品」という言葉に対し規制がなく、「自然」はどのラベルにも表示できます。

3. 「無糖」

「無糖」製品には、一般的に人工甘味料が配合されています。リンゴとバナナには自然の糖分が含まれていますが、繊維と栄養素を考えると「ノンシュガー」クッキーよりも健康的です。

4. 有機ラベル

有機食品は化学農薬や肥料なしで栽培されています。それでも、「オーガニック」ポテトチップスやクッキーは、原料が特定の方法で栽培されているという理由だけで健康的とされてしまいます。オーガニックを購入する場合は、タンパク質、果物、野菜などの自然食品をお勧めします。

5. 0g 飽和脂肪酸

ラベルに「飽和脂肪酸ゼロ」と記載されていても、1 食分に最大 0.5g の飽和脂肪酸を含めることができます。

6. 「減脂肪」、「無脂肪」、「ゼロ脂肪」

無脂肪製品は通常、空腹で満たされないままになり、欲求不満と過食につながる可能性があります。ナッツ類、アボカド、鮭などには、認知機能を維持し、気分を高める健康的な脂肪が含まれています!

パッケージの表面の宣伝を読むかわりに、裏面に記載された食品表示ラベルの原材料を確認しましょう。成分表が長いほど、添加物がある可能性が高くなります。成分が 5 つ以下の製品を探すよう、心がけましょう。