運動に費やす時間は脳の健康に直接影響があります。運動をすると酸素や他の栄養素が脳に送られ、脳が健康に保たれます。ですが、1 日 30 分間だけ運動し、あとは座って過ごす場合、運動は十分と言えるのでしょうか?

運動していないときは何をすべきでしょう? まず、認知機能を維持するために、睡眠を 7 - 8 時間とり、脳を回復させる必要があります。では、残りの 15 時間は何をすべきでしょうか? 時間をどのように過ごすかは自由ですが、できれば何かをしながら動くことは、認知機能低下から脳を守ることになります。

座りすぎは、医療従事者に「ほとんど体を動かさないライフスタイル」とも呼ばれ、健康被害と見なされます。ある研究では、バスの運転手と郵便局員の心血管の健康を比較しました。どちらが健康だったと思いますか? 1 日中歩き回って、郵便を配達していた郵便局員の方が健康でした。

1 日中座っていると、せっかく運動した分までもがなかったことになってしまうと、研究者は考えています。では、仕事で 1 日中デスクワークの人や、座っている必要がある場合はどうしたらいいのでしょうか? 小さなことでも、変えていくと大きな違いをもたらすことがあります。

  • 立って作業を行う

  • 机に向かって考え事をしているときに、ウェイトを使って腕のトレーニングをする

  • 1 時間に 1 回タイマーを設定して、オフィスや近所を一周する

  • 1 時間に 1 回 5 分間休憩を取って、立ち上がり、ストレッチをして、足の指先を触る

  • 何かを落としたら、腰を曲げて取らず、代わりにスクワットをして取る

  • 犬を飼う ( 1 日に 2 回余分に散歩できます )

  • バスや電車に乗る時は、手前の駅で下車して歩く

  • 会議中に、参加者に立ち上がって伸びをするよう促す

体を動かすことは慣れると爽快になり、クセになります。こうしたちょっとしたことで、1 日のすっきり感を味わい、日々を快適に過ごしましょう。