地中海式食事法 (MIND 食の基盤となった食事療法) の主要なポイントの 1 つは、オリーブオイルの使用です。

オリーブオイルの使用は、長期的に脳の健康と関連しています。あるスペインの研究では、オリーブオイルとナッツを積極的に摂取する場合と、一般的な低脂肪ダイエットを実施する場合を比較しました。この研究の参加者は、55 歳から 80 歳までの男女であり、認知症を発症しやすいと言われている血管疾患のリスクが高い人たちでした。

研究の参加者は、6 年半にわたって食生活を改善する指導を栄養士から受けました。 1 つのグループは食事にオリーブオイルを追加するように言われ、もう 1 つのグループはナッツを追加するように言われ、 3番目のグループは低脂肪食を食べるように言われました。研究が終わると、オリーブオイルを追加した被験群が認知能力が最も高いという結果になりました。

では、オリーブオイルと認知機能とはどのような関係があるのでしょうか? オリーブオイルに含まれる多量のオレイン酸は、認知症を引き起こす原因とされる炎症を軽減すると考えられています。 また、植物ステロール、ビタミンE、フェノール化合物など、オリーブオイルの他の成分も炎症を軽減する可能性があります

オリーブオイルは地中海料理でよく使われる油ですが、オリーブオイルを使うために、必ずしも地中海料理を調理する必要はありません。ほとんどのレシピで、材料に書いてある植物油をオリーブオイルに変えられます。例えば、オリーブオイルはケーキとクッキーをより食べ応えのある、しっとりしたものに仕上げます。サラダや野菜の上にそのままかけても美味しいです。