朝はどのように過ごしていますか? 大抵の人がそうであるように、急いで歯を磨く、急いで着替える、急いで朝食をとるというように、毎日、慌ただしく出かける準備をしているのではないでしょうか?
ご想像のとおり、そのように慌てることは身体や脳にとって良いことではありません。いつも時間に追われていると、コルチゾールというストレスホルモンの分泌が促され、それが血中を巡って認知機能に悪影響を及ぼします。
朝を慌ただしく過ごさずに済む方法は簡単です。目覚まし時計を 15 分早めに設定しましょう。普段、朝 7 時に起きるのであれば 6 時 45 分に設定し、朝 6 時に起きるのであれば 5 時 45 分に設定します。そのような 15 分が心の余裕を生み出し、すべてを円滑に行えるようになります。それだけでなく、適度な時間をとって朝の日課を済ませることで、慌てることも、ストレスを感じることも少なくなります。
もう少し余裕があれば、朝 5 時に起きる習慣を身に付けましょう。早寝早起きの人は悲観的な思考に陥ることが少なく、その結果ストレスも少ないという傾向があります。また、朝 5 時に起きれば、まだ周りが静かなうちに落ち着いて何かをする時間がとれます。読書をする、コーヒーを味わう、日記を書くなど、好きなことをしましょう。