出産を経験したばかりのお母さんたちは皆、赤ちゃんが昼寝するときに自分たちも昼寝をするようにと言われます。幼児も日中に昼寝をします。もしかしたら、あなたも午後にたっぷり昼寝をするのが大好きなのでは?
しかし、ここに(悲しい)現実があります。日中に昼寝をすると、夜に眠気を感じにくくなるのです。眠くならなければ、眠りにつくのがさらに難しくなります。寝られなくなると、午前 2 時になっても目が冴えてしまい、いつの間にか不眠症と格闘している自分に気づくこともあるかもしれません。さらに不眠症と闘い続けると、アルツハイマー病になる危険性もかなり高まってしまいます。
日中の昼寝という、一見関係のないように思えることが、回り回って意図しない結果を引き起こしてしまっているのです。ですから、できるだけ自分の体の自然な概日リズムに沿って、眠くなる時間帯が夜になるよう心がけましょう。そのリズムが定着すると、枕に頭を乗せた瞬間に眠りに落ちて、朝日が昇るまでそのまま熟睡できるでしょう。
もし毎日の昼寝が習慣の一部となっている場合、今週からはこの習慣をやめるようにしましょう。すると夜はこれまでよりも早い時間に眠くなるかもしれません。昼寝を抜いた後の身体の自然なリズムをよく観察し、それを尊重するようにしましょう。
注意点: 仕事や遊びのために一晩遅くまで起きていた場合、時差ボケがある場合、風邪や病気の場合はもちろん昼寝をしましょう。体が休息を必要としています。