あなたがまだフルタイムの仕事で忙しいのなら、今日のレッスンはあなた向きではありません...。ですが、いつか今の仕事を定年退職するつもりで、そのあとの余った時間をどう過ごすか迷っているなら、この話は数年後のものとして、ぜひお聞きください。

非営利団体は常に新しいボランティアを募集しています。通常、ボランティアに対する年齢制限はありません。ボランティア活動に参加することは、世界のために善きことを行う素晴らしい方法であるだけはでなく、社会に出ること自体が、あなたの脳にとってもたいへん良いことなのです。実際に何百もの組織が、地に足の着いた熟年の賢いボランティアを切実なまでに必要としています。

ボランティア活動は、多くの退職者に第二の人生を生きるチャンスを提供します。そこで活動する時間や感情を注ぎ込む度合いは、仕事にあけくれていた時代に経験したものよりも、ずっと融通が利きます。

ボランティアの役割を担うほとんどの退職者は、退職前には時間的に難しかった自分の情熱や使命(強い衝動)を追求しようと、活動に励んでいます。多くの人々はコミュニティに還元したいという気持ちも感じています。あなたもこのような利他的性質のために、ボランティア活動に興味を持ったかもしれませんが、ボランティア活動によりあなたの脳も恩恵が得られるのです。ボランティア活動による社会的な利益により、認知機能の低下を予防します。

人生は、定年退職をもって終わるわけではありません。あなたの人生の第 2 章が始まったに過ぎないのです。そして、あなたの脳やあなたの人生のためにできる最善のことは、そこから大きく飛躍し、今までの殻から抜けだして、もう一度自分の人生を生きることです。